~日経メディカル2020.10.7~
2014年の水痘ワクチン定期接種化に端を発する帯状疱疹の増加が、顕在化している。中でも、20歳代から40歳代の若年層で発症率が顕著に上昇していることが最新の疫学調査で明らかになった。帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)に罹患した人が、体内に潜伏する水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再燃によって発症する疾患だ。水痘に罹患すると、体内ではVZV特異的な細胞性免疫が誘導されて一度治癒するが、VZVは知覚神経節に潜伏する。加齢、疲労、ストレスなどがきっかけとなり細胞性免疫が低下すると、VZVが再活性化し、神経の支配領域に限局して皮疹が出てくる。国立感染症研究所のデータによれば、成人の約9割がVZVに既感染で、帯状疱疹の発症リスクを抱えているとされている。定期接種化されたころから、成人の帯状疱疹患者が増加する可能性は指摘されていたが、実際、最新の疫学調査の結果からもその傾向は明らかだ。1997年から続いている帯状疱疹の疫学調査「宮崎スタディ」によれば、定期接種化前の5年間(2010~2014年)と定期接種化後の5年間(2015~2019年)を比べると、定期接種化後の年間発症率は10歳代以上でおしなべて上昇。中でも大きく増加したのが20~40歳代の若年層だった。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/202010/567373.html
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